『繕い裁つ人』

2009年より「Kiss PLUS」(講談社)にて連載スタートし、その後、後継誌の「ハツキス」にて2015年まで連載。作者は池辺 葵さん。あらすじネタバレや私独自の感想、お得に読む方法などご紹介いたします。

あらすじ

祖母、志乃の始めた南洋裁店と共に、志乃の技術やこだわり、思いなど全てを受け継いだ孫の市江

市江の作る洋服に心底陶酔し、百貨店で売りたいと画策するも市江に断られる、丸福百貨店勤務の藤井

その後も市江の為に行動し、市江にとってかけがえのない存在となっていくが、微妙な距離感のままの二人。

志乃の作った洋服をいつまでも大切している、顧客であったご老人や夫婦。

そして新しい時代を生きる現代の女子高生達。

祖母、志乃の同業者でテーラーを営み、そろそろ引退を考える男性。

海外から買い付けたものや、市江の洋服など、こだわりのお店を経営する

市江の先輩や、高校時代の恩師。

市江の親友で、食堂をやっている池辺 葵さんの別作品、『サウダーデ』の主人公芳乃。

などなど洋服にまつわるいろんな人々の思いやエピソードが、多くを語らず、ゆったりと

しっとりとフランス映画のように、たんたんと静かに描かれています。

mangaeru独自の感想

こちらの作品は、少し前のものになりますが、当時私も洋服作りに携わる仕事をしていまして、

とても思い入れがあるので紹介してみました。

こちらの作品は、作り手のこだわりや思いが、しっかりと詳しく描かれていて、

涙が出るほど感動します。

今は手軽に洋服を手に入れることができる時代ですが、

洋服とは?と一度立ち止まって考えてしまいます。

洋服が好きな方、モノづくりが好きな方、職人の方、おすすめです。

時代背景がはっきりとは描かれていませんが、そこまで昔ではなく、下町で、古き良き商店街が

立ち並ぶような、当時でも懐かしさを感じさせるような場所が舞台でしょうか。

私の勝手な憶測なのではっきりとはわかりませんが。

そして、市江さんの年齢もはっきり明かされていませんし、藤井さんとこの先どうなっていくのかとか、

全ては読者の想像に委ねられている感じです。

池辺 葵さんの作品は「サウダーデ」「プリンセスメゾン」など、共通した感じで、多くを語らず、

はっきりとは描かない、どこか寂しさを感じさせ、たんたんとすすんでいく。

そんな哀愁味あふれる、女性作家の小説のような、フランス映画のようなそんな雰囲気です。

そしてこちらは、2015年に中谷美紀さん主演で映画化もされました。

私は中谷美紀さん大好きで、映画の雰囲気も良かったですが、やはり漫画とは違う感じでした。

また違う目線で、別の世界観で見ると良いかもです。

繕い裁つ人』を読むには?

「繕い裁つ人」コミックは 全6巻 出ております。

Amazon、楽天市場、YAHOOショッピング、その他書籍販売店にて発売中。

それぞれの電子書籍でも読むことができます。単話では 全30話 配信中。

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